日本の根管治療の現状2

あまりにも低い健康保険の診療報酬

どんな部位の根管治療を受けても、日本の健康保険制度では、患者さんの支払額は3千円程度です。医療機関へは約3倍程度なので1万円程度です。発展途上国を含めてこの様な治療費用で根管治療を受けられる国は有りません。多くの国ではインプラントよりもこの根管治療の方が費用がかかると言われています。それでも日本の歯科医師は頑張って根管治療をしているのは確かです。

旧態依然の日本の歯科教育

40年前の方法から根管治療の教育はほぼ変わっていません。変わったのは器具だけと思われます。治らない根管治療の最大の原因は、未だに日本では側方加圧根充法の教育が行われている事です。歯科医師国家試験においても、この側方加圧根充の問題が出題されているために教育も、この方法が主体になっていると思われます。ケースルクト法はこの側方加圧根充では無く垂直加圧根充です。

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